そんな時は、

1. 真珠クリーニング＆エステで、輝きを取り戻し、劣化防止の処置を施しましょう。
2. 今の私に「ちょうど良い金具」と「ちょうど良い長さ」に仕立て直し（糸替え）しましょう。
3. 普段から綺麗にカッコよく着こなすコツと、お手入れのコツを覚えましょう

真珠は変化するものですが、美しく変化してゆく様を楽しみましょう！
美しく使い続けるためのコツを知り、処置を施すことで、
長く付き合っていきたいものですね。

100年前の真珠ネックレス物語

こんな真珠ネックレスを
お持ちではないですか？

• 劣化や変化を気にするあまり、使用がためらわれて出番の少ない高額な真珠ネックレス
• 仕舞いっぱなしでビンテージになって輝きが褪せたパールネックレス
• 長く引き継ぎたい真珠ネックレスがある。

良い真珠ネックレスは
家族の想いを繋げます。

失せてしまうもの、褪せてしまうものは多いですが、真珠ネックレスは、変化はするけれど100年先でも家族の元に残る物なのです。

100年前の真珠ネックレス物語

良い真珠ほど真珠クリーニングによって
輝きが戻ります。

修復できることを知っていれば、古い真珠ネックレスも、高額な真珠ネックレスも使用頻度を上げてお使いいただけます。

古い真珠ネックレスは、真珠本来の透明感ある表面が曇ってしまい、テリや輝きが損なわれていることがあります。真珠の主成分炭酸カルシウムとタンパク質が溶解することに起因します。

1. 汗に含まれるアンモニア（アルカリ）が真珠のタンパク質を溶かす
2. 剥き出しになった炭酸カルシウムを汗や皮脂の成分（酸）が侵す
3. 弱った真珠についたホコリ（成分＝石英）によって表面が傷つく
4. 酸とホコリによる侵食が繰り返されることで、真珠の表面が荒れ　て光沢がなくなる
5. 好ましくない保管状態（ナフタリン防虫剤は天敵！）により、さらに　真珠の劣化が進む

劣化させないために必要なこと

• 使用したら拭く、とにかく拭く。
• なるべく湿潤が一定の環境に保管する。最適湿度は50〜60%。
• 防虫剤から離した環境に保管する。
• 熱・紫外線を避ける。
• 他のジュエリーなどとの接触を避ける。
• 予めマイクロパーマネントを施して真珠を強くしておく。

それでも真珠は劣化する

真珠ネックレス最大の劣化は、実は糸がダメになってくること。
使う使わないに関わらず、１０年もすれば糸は切れる寸前まで劣化します。ピンと垂れ下がらせた時に隙間ができるようであれば、よった糸の半分位は切れている状態。
どうあっても糸替え修理は必要になります。

真珠ネックレスを使うとき、
または引き継ぐときは、丈夫で安全、
清潔でキレイな状態にしておきたい。

※フェイクパールネックレスでも糸の劣化は防げません。
　同様に糸替え修理は必要です。

パールズ・ホワイトの
糸替え修理(店頭受付分）

1. 真珠の数と糸の状態を確認します。
2. 真珠の劣化具合などの状態を診断します。
3. 真珠クリーニングの必要性につきアドバイスいたします。
   不要な場合は不要とちゃんとお伝えします。
4. 全体の長さを決めます。全身鏡を使用して好ましい長さを見ていただきます。
5. 仕上げ方（オールノットまたは通常仕上げ）につきご相談いたします。
6. 金具の状態をチェックします。使いづらいものから使い良いものへの交換をお勧めします。
7. 定型の費用をお伝えします。

さらに詳しい真珠クリーニングについて
真珠クリーニング＝クリーニング＆エステ

クリーニングとは
Cleaning

パールリフレッシャー

本来の輝きが発揮されなくなった真珠を真珠科学研究所開発のパールリフレッシャーで磨きます。連で隣り合っているパール一粒一粒の隅々までを磨いて輝きを取り戻します。
磨きとは研磨を意味し、表面の劣化して荒れた真珠層を一皮剥くことで、下のキレイな層を表に出します。
輝きのもとである真珠層とは、一層の厚みが０．４ミクロン程度（１ミクロンが0.001ミリ）のものがレンガ積みのように交互に千数百層と重なって構成されています。
研磨は、表面の傷ついたり劣化した層を何層か剥がすことになりますが、それも千分の何ミリかのことで　肉眼レベルではありません。リフレッシャーを数十回繰り返しても、見た目の大きさは全く変わりません。

• フェイクパールには使用できません。
• あくまでも購入時のテリを出来る限り修復する作業であり、もともとテリのない真珠を輝かせるものではございません。
• 輝きを改善する加工ですので、黄ばみや変色の改善効果はありませんが、多少緩和する場合はあります。
• 極端な薄まき真珠、特殊加工された真珠（硝酸銀によるブラック加工真珠など）、孔口のかけた真珠はパールリフレッシャーにかけることはできません。

エステとは
Esute

マイクロパーマネント

真珠の品質をそのまま保たせるために、真珠科学研究所が独自開発した特許の特殊加工処理です。
あくまでも真珠が本来もっている耐久性を向上させる技術であり、コーティングなどの処理とはまったく異なります。
真珠は生まれながらに真珠層の層と層の間が剥がれていたり、隙間が出来ていたりすることがあります。
こういった欠陥は経年により拡大して劣化を起こしたり汚れをつける理由となりえますが、マイクロパーマネント加工では、層と層の微細な隙間を特殊な手法で埋めて真珠層を強化することで劣化を防ぎます。真珠層の断面はレンガの壁のような構造で何層も重なっています。レンガが炭酸カルシウムの結晶が無色透明の真珠層、つなぎのコンクリートがタンパク質で、真珠のボディーカラーはこのタンパク質の色によります。タンパク質は経年変化により変色するので、これが真珠の変色に関係しています。
マイクロパーマネント加工は、真珠層を強化して変色や劣化を可能な限り防ぐ目的のものです。

マイクロパーマネントの効果

1. テリや透明感がアップします。
2. ナチュラル・ブルーの褪色を遅らせます。
3. 黒蝶真珠の褪色を遅らせます。
4. ホワイト系真珠の黄ばみを防ぎます。
5. 稜柱層起因の亀裂や真珠層崩壊を防ぎます。
6. 経年変化によるひびやわれの発生を防ぎます。

• マイクロパーマネントは真珠科学研究所にて施工します。
• 製品状態では加工できません。ネックレスの場合は留め具が外された糸　通しの状態での施術なので、必ず糸替えが必要となります。また、リングやブローチ等の金属部分は外せるものに限ります。
• マイクロパーマネントには真珠クリーニングと糸替え修理が必須ですので、予めご了承ください。

PS加工とマイクロパーマネント

【PS加工】
真珠の表面の真珠層（炭酸カルシウムの表面）を「フッ化カルシウム」に形成させ結合を強化することで劣化を防ぐ加工。但し、真珠科学研究所の効果検証において250時間経過で変化が見られたとの報告があります。

【マイクロパーマネント】
真珠内部の微小な隙間（層と層の間）に高分子化合物を充填（含浸）させることで、内部の耐久性を向上させる加工。